スケッチブックを持ったまま

ゆっくり ゆっくり あるいてこ

第3回 殿堂ゼロCS(2017/5/21)レポ&デッキ解説

第3回vault殿堂ゼロCS(25人)に参加してきました
・レポ
試合のログは勝敗の部分をクリック。

1回戦 シード


2回戦 ガチャキューブ@ムラクモさん

始まる数時間前にレシピを投げた相手。ガチャでデルフィンが捲られたら負け、捲られなかったら勝ちの1~2分で終わる対面。

1戦目、ホウオウのせいなるほのおでバンギラスが焼けなくて返しに4キル

2戦目、スカーフオノノクスのハサミギロチンを外して返しに4キル


3回戦 ジョバンニ@フワッティーさん ×

ログを見た感じ自分が公開してる殿堂ゼロ用のジョバンニと全く一緒だったので顔が歪む。
対大地サイクリカ用にヒビキ4投とシャッフ避けに除去カードのコストを散らした大地サイクリカ側としてはもっとも辛い構築。それでも先攻最速ジョバンニされなければイーブンな対面ではあるが、勝つにしてもしんどいゲームが続く対面。

1戦目、先攻は取るが初手にブースト無し、対する相手は最速ジョバンニ。胃が痛くなる。
シャッフを間に合わせるもヒビキと除去でジリジリリソースを削られジャッジを割り切ったビートを当然のようにジャッジで返され投了。

2戦目、こちら先攻ランパンライプラ、相手も最速ジョバンニスコール決めるも、こちらの返しがトップストーンでマークロ置いてジャスミンで6まで伸ばす。マークロだとヒビキを貫通するので相手はスコール2枚ないと勝ちでなくて勝ち。

3戦目、こちらが先攻取るもブーストがリソース消費が激しいアシダケ系だけ。しかし今回は相手がジョバンニを引けてなかったので、大地を絡めシャッフを2体立てて殴っていく。途中サークルを踏んでシャッフの指定以外の除去を持ってこられたら怪しかったが無く、ミランダも間に合い殴り切って勝ち。


準決勝 ダーツデリート@みねるばさん

ログを見た感じだとロストソウルが無かったので、ダーツやホーブラからのデリートや先攻1t目に着地するDDZ以外は対処できると判断。運に屈しやすい対面だがその確率が他のより低いのはやりやすい。

1戦目、ブーストを引けないが相手もダーツを引くのが遅れラスト作った返しにアマテが着地してループして勝ち。3t目のライプラ置きは完全にミスだったので反省。

2戦目、相手が2tサークル→ダーツ回収と動く中こちらは後攻ライフライプラで次のターンループの構え。返しのダーツで捲れたのはロジックサークル。勝ち。


決勝 ジョバンニ@えむつーさん × ×
結果 準優勝

2回目のジョバンニ対面。メタ読みを完全に間違えたなとごちるも後の祭り。最速されないことを祈るしかない

1戦目、こちら先攻ライフライプラシャッフを拾う動きに対して、相手はサークル勇愛ネクチャとゆっくりな立ち回り。返しに上からサイクリカ引いてループに入って勝ち。
ネクチャのあと悩んでいたが、キャストするカードをヒビキと間違えたのか、マナにサイクリカがなかったのでまだループに入られないと判断してスコールを撃たなかったのか、どっちだったのだろうか。

2戦目、先手最速ジョバンニスコールされるもヒビキを途中で挟んでくれたためシャッフが間に合う。しかし返しにジャッジで除去され、ジリ貧になるなかなんとか打点を作ってジャッジを割り切ったビートを仕掛けるもジャッジを踏んで負け。

3戦目、先手最速ジョバンニスコール+ヒビキの盤面を作られるもブースト連打でシャッフを間に合わせる。が返しにジャッジ。投了。

結果 準優勝
惜しい


・使用デッキ
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大地サイクリカ 第3回殿堂ゼロcs』【467ad6e94643db27dfe383b2cf76df9b】
1 x シビレアシダケ
1 x 幻緑の双月
1 x 大冒犬ヤッタルワン
2 x 霞み妖精ジャスミン
4 x フェアリー・ライフ
2 x 原始 サンナップ
4 x 母なる大地
1 x マナ・クライシス
2 x レインボー・ストー
3 x ライフプラン・チャージャー
2 x 次元流の豪力
3 x 奇天烈 シャッフ
3 x ドンドン吸い込むナウ
4 x 蒼狼の始祖アマテラス
4 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
1 x マーシャル・クロウラー
2 x 温泉 湯あたり地獄

1 x 時空の踊り子マティーニ舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ
1 x 時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー
2 x ブーストグレンオー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x タイタンの大地ジオ・ザ・マン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ

レシピの基盤は前回の記事を参照。
メタ読みとしては殿堂ゼロCSの2週間前に行われた長岡CSサブトーナメントの殿堂ゼロの結果に着目。
優勝猿ループ、準優勝ジョーカーズ、3位緑単ギフトと通常環境をベースに組まれたデッキが結果を残した。比重が小さいサブトーナメントであるが一定数ダーツ等殿堂ゼロ特有のデッキがいるなかでのこれらのデッキの入賞であり、通常環境のインフレを再認識するとともに、これらのデッキに不利が付かないように調整し、それらを見て数が増えるであろうガチャキューブ、殿堂ゼロ特有のデッキであるダーツやキクパト相手にも勝率を落とさないように意識した。


・変更カード解説

天真妖精オチャッピィ、網斧の天秤→温泉 湯あたり地獄

ジョーカーズ相手の秘密兵器、というよりこれがないと基本的にジョーカーズには勝てない。

大地サイクリカは洗脳センノーが非常に重い。
除去されにくいパワーラインに大地での処理も構築的にケアされやすく2体立てるとどうしようもなくなる。なによりヒビキのように構築を歪めずに自然に入り、ナッシングゼロやダンガンオーの高打点に繋げられ、ヤッタレマンやニヤリーゲットによって2体展開もしやすい。

センノーは相手のターン中にコスト踏み倒しを止めることはできないので、マークロに寄せてトリガーからループして返すプランを考えたが、緑単のヤドックの存在、盾受けするためのカードを積むことの弱さ、ジョリーによる盤面の破壊を考えると信頼できず渋々湯あたりを入れる事にした。
2枚なのは調整してる時に盾落ちや引いて機能しなくなる事が多く、相手の運の良さに負ける事があっても自分の運の無さによって負けるのは嫌だったので2枚に増やした。
ジョーカーズピンメタのように見えるが、緑単系列のベイBステップルサンナップジャーベルやキクパトのキクチカレイコトリッパーシドなど通常環境ベースのデッキから盤面でコントロールを仕掛けるメタビートにまで幅広く刺さるカードであった。

今回は完全にメタを読み外してライブラリに眠っているカードであったが、通常環境ベースのデッキが増えそうな現実の殿堂ゼロならぜひとも入れたいカードである。


サイバー・ブレイン→ライフプラン・チャージャー

こちらもジョーカーズのセンノーを意識して差し替えたカード。
センノーが立っているとアマテラスを大地経由で出せず湯あたりを撃つ役割を遂行できないのでサーチを狙えて6まで伸ばせるこちらに。
6マナアマテラスからループに入るパターンが増加したこともあり、ジョーカーズに限らずガチャやダーツ相手にも王手をかけやすくなった。

サイブレにもサイブレで利点はあるがスピード勝負を仕掛けるならライプラ、リソース勝負になるならサイブレと言った感じ。ライプラは1本道になりやすい


パクリオ、蒼神龍ヴェール・バビロニア→マナ・クライシス、奇天烈 シャッフ3枚目

twitterでリストを公開した時、このデッキのフィニッシュは何か?と聞かれることが多かったが、前回の記事で解説したようにシャッフ+ミランダを無限に回し、万が一トリガークリーチャーを踏んでターンが返ってもいいようにマナクラを添えて殴りきるのがこのデッキのフィニッシュである。
盾0の時にホーリーを踏んでしまうのはケアできないが、それ以外は対処できるためサイクリカミラーを意識して後手からでも返せるシャッフとマナクラを採用した。(大会の参加者で大地サイクリカを使ったのが、僕と僕がリストを渡した2人だけだったが)
シャッフもマナクラもサイクリカミラーに限らず広く刺さるカードなので、この枠はお好みだろう。


・反省
メタ読みを間違えたのは仕方ないにしても、殿堂ゼロをスピード勝負の一本道と考え、ジョバンニみたいなリソース勝負を仕掛ける相手が頭から抜けてたのが要反省。
リソース勝負になりやすいキクパトと回しているときにもサイブレがないアシダケ系は弱いと感じていたが、キクパト自体が弱く他のデッキ相手にはアシダケでも問題なかったのが思考を曇らせていた。
また、湯あたりもジョーカーズ相手に引いたり盾に落ちていても、大地が盾に埋まっていればストーンマークロからカウンターをできる可能性を考えれば、割り切ってここの1枚がオチャや社であった方が良かったかもしれない。ジョバンニ相手にブーストブーストしやすくなり最速ジョバンニスコールされてもシャッフに繋げることができるのでやりやすくなる。



殿堂ゼロを半年以上、運負けしやすいが勝ち筋が安定してる大地サイクリカを軸に考えてたがそれなりにまとまって結果が残ったので、これからは安定した勝ちパターンがなくても運勝ちできる殿堂ゼロのデッキを考えて楽しみたい。