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ゆっくり ゆっくり あるいてこ

殿堂ゼロ 青緑 大地サイクリカ

サイクリカループ

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1.サンプルレシピ
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『殿堂ゼロ 青緑 大地サイクリカ ミランダ』【6860e4d6ddecf84d37dcb5abba09aa7e】
2 x ヒラメキ・プログラム
2 x 奇天烈 シャッフ
4 x ドンドン吸い込むナウ
2 x 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」
4 x 蒼狼の始祖アマテラス
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
1 x マーシャル・クロウラー
1 x シビレアシダケ
1 x 幻緑の双月
4 x 桜風妖精ステップル
4 x フェアリー・ライフ
1 x 原始 サンナップ
1 x 神秘の宝箱
4 x 母なる大地
1 x レインボー・ストーン
4 x オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」
1 x 次元流の豪力

2 x 時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー
1 x ブーストグレンオー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の踊り子マティーニ舞姫の覚醒者ユリア・マティー
1 x 光器セイント・アヴェ・マリア/豪遊!セイント・シャン・メリー
1 x 魂の大番長「四つ牙」/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


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*図の《ハリケーン・クロウラー》は、《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》のプロキシ

『殿堂ゼロ 青緑 大地サイクリカ ガロウズ』【e6ffe2406eb09c28642d5b580835853d】
2 x ヒラメキ・プログラム
2 x 奇天烈 シャッフ
4 x ドンドン吸い込むナウ
1 x ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー
1 x 超次元ガロウズ・ホール
4 x 蒼狼の始祖アマテラス
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
1 x マーシャル・クロウラー
1 x シビレアシダケ
1 x 幻緑の双月
4 x 桜風妖精ステップル
4 x フェアリー・ライフ
1 x 天真妖精オチャッピィ
4 x 母なる大地
1 x 神秘の宝箱
1 x レインボー・ストーン
4 x オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」
1 x 龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ

1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刀の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 時空の指令 コンボイ・トレーラー/司令官の覚醒者 コンボイ
2 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


2.コンセプトと構築
《大地》を《サイクリカ》で使いまわすことでCIPや7コス以下の呪文を無限ループさせるキクチパトロールに並ぶ殿堂ゼロの代名詞。

安定性と爆発力を兼ね備えたデッキであり、最速は3ターン、安定や妨害を絡めて4、5ターン目に更地からでも《アマテラス》1枚で無限ループに入れるのが大地サイクリカの強みである。

大地サイクリカは、殿堂ゼロの中でも一二を争うデッキパワーを持つデッキであるが、デッキの構造上《オーリリア》を筆頭とした呪文メタが重い。
呪文メタ呪文には《シャッフ》を呪文メタクリーチャーには《ホーネット》を駆使することで対処していきたい

従来のマナを起こすカードや盾落ちを回避するカードとして採用されていた《エクス》や《パトロール》を能動的に使える《サンナップ》《ハリクロ》や《マークロ》に差し替えた。

また、無限ループ後のフィニッシャーとして《トンギヌス》や《パクリオ》+《バビロニア》などいろいろと候補はあるが、この記事では、汎用性と枠の関係からメタカードとして採用された《ナンバー》+《ミランダ》と《ガロホ》の2パターンのフィニッシュを紹介する。


3.カード解説

1 x シビレアシダケ
1 x 幻緑の双月
4 x 桜風妖精ステップル
4 x フェアリー・ライフ

初動。

2→4→6《アマテラス》始動の安定4ターンループを重視する場合、盤面に残らないブーストの方が使い勝手良いが、《大地》を絡めた展開や3ターンループを重視する場合、盤面に残るブーストの方が使い勝手が良い。この構築では対アグロで3ターンループを決めやすくするために4:6としている。ここの配分は使用者の好みだろうか。

初動として使うと ハンドキープが難しくなるが、サーチを駆使して無限ループに入ったり無限ループ後にパーツをマナを置く役割の《アシダケ》《双月》の《アシダケ系》を2枚採用。

《ドギラゴンガチャ》による破壊、ジョバンニの《ハエタタキ》で叩かれる、パトロールの《ドゥシーザ》での破壊などのリスクがあるが、手札を減らさずに《大地》の種になり、後述するようにステップル無限ブースト3ターンループに必要なため《ステップル》は最大枚数の4枚採用。

トリガーが轟轟轟ブランドなどのアグロに強く無限ループ後に《サイクリカ》で使いまわすことでリソースを伸ばせる《ライフ》は最大枚数の4枚採用。

盤面に残らないブーストとして、ジョバンニ相手に使いやすく公開領域を広げられるのと4マナの時にブースト→《大地》と動いてループを意識できる《ジャスミン》やマナから召喚できて《大地》の浮きを解消しやすい《スズラン》が候補となる。


4 x ドンドン吸い込むナウ

受け札兼パーツを探すカード。

盤面に残すと無限ループに入れず、即死コンボに繋がる《キクチカレイコ》や《勝利リュウセイ》を退かす役割もある。

一見4ターンループに使えないように見えるが、3ターン目の《吸い込む》 で前のターンに出した《ステップル》や《アシダケ系》 をバウンスし、4ターン目に《ステップル》or《アシダケ系》→ 《大地》と動くことで 2→4→6と変わらない速度でループに入ることができる。

受け札としては超過打点を止めるカードでないため心許無いがパーツを探しながら受けれるカードであり、3ターンループの際にパーツがそれなりに必要なのを考えると、対アグロとしての受けは《吸い込む》がデッキに一番噛み合ってるので最大枚数の4枚採用


1 x 神秘の宝箱
1 x レインボー・ストーン

パーツを探すカード②

どちらも基本的には《アマテラス》から唱えることを想定したカードで、マナに《サイクリカ》や《アマテラス》を置けるあてがあるならば緑マナとして切っても問題ない。そのため各種1枚の合わせて2枚採用で抑えている。

《宝箱》は、《ストーン》と違い緑マナを置くことはできないが、《ホーネット》や《シャッフ》を召喚した次のターンに《サイクリカ》や《アマテラス》をマナに置きつつ《大地》を唱えるためのマナを3枚確保する動きができたりと、1コスト軽い分《大地》と組み合わせやすいのが利点。

《ストーン》は、《宝箱》より1重くサンナップを採用しない場合《宝箱》でいいように見えるが、緑マナを確定で置きながら盤面に緑のクリーチャーを置ける《アシダケ系》をサーチできるかの有無が無限ループに入れるかでだいぶ違うため《ハリクロ》入りでも1枚枠を割いた。


2 x 奇天烈 シャッフ
4 x オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」

メタカード。

《ホーネット》は、デッキの構造上《オーリリア》がどうしても重いので処理するカードとして採用。

《オーリリア》以外にも、《センノー》《キクチカレイコ》《ヒビキ》《シャッフ》《QQQX》 etc…と幅広い範囲を処理できて、場にクリーチャーが残り《大地》の種にもなるため最大枚数の4枚採用。

下の呪文面である《Let it Bee!》も、2→3→6や《アマテラス》から唱えて《ストーン》のように緑マナを置くことができるので小回りが利きやすい。《キクチカレイコ》が立っていてもブーストができるので、5マナから《Let it Bee!》→《大地》→《サイクリカ》とループに入ることができる

《シャッフ》の主な役割は、相手の《シャッフ》を止めることにあるが、過去の強力な呪文が使える殿堂ゼロでは対応範囲が広い。また、《ホーネット》と同じく仕事を終えた後も大地の種になるのが強み。

ただ《シャッフ》対策は、ミラーを除けば殆ど《ホーネット》で代用することができるため必要最低限と感じる2枚。ミラーが増えると想定するのであれば増やしたい


1 x 天真妖精オチャッピィ
1 x 龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ

自由枠。

《オチャ》は、轟轟轟ブランドを見て5枚目の《ライフ》+《大地》の種として採用。それ以外にも墓地回収やループに入る際の《アシダケ系》の代用にも成り得る。

《アシダケ系》で無限ループに移行する際、緑マナを確定させるために《アマテラス》で余剰に唱えて《サイクリカ》で回収した《大地》を置くなどするが、《オチャ》の場合はその余剰な《大地》を《サイクリカ》で敢えて回収しないことで墓地を作り《オチャ》を出すことで緑マナを作れる。

墓地回収は入れておくと立ち回りが楽になるが、初動のブーストとしてみる場合《ライフ》からしか繋がらないので、嵩張った時を考慮すると複数枚積みたいカードではないため1枚採用に抑えた。

エスカルデン》は、《オーリリア》を除去しながら《アマテラス》を出せる下の呪文面《マクスカルゴ・トラップ》に目が行きがちではあるが、どちらかというと上のクリーチャー面《エスカルデン》での運用が多い。

素出しすることは殆どないが、《大地》を絡めて出しブーストしつつ《ヒラメキ》から《アマテラス》に繫げてループに入ったり、確定で2マナ増えるカードなので《大地》→《サイクリカ》→《大地》と動いた際の無限ループへの繋ぎとして使えたりする。

下の呪文面をメタの役割として積極的に狙って行きたいなら上のクリーチャー面のブーストと合わせないと7が重いため複数枚積みたいが、下はおまけで上での運用が殆どなため1枚だけの採用。


2 x ヒラメキ・プログラム
4 x 蒼狼の始祖アマテラス
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
4 x 母なる大地

ループに入るためのカード。

《アマテラス》や《大地》は、ループに入るため以外にも使う機会が多いが、《サイクリカ》はマナに置かれる事が殆どでカード単体として使う機会はほぼないため3枚。

《サイクリカ》を2枚使って完全ループに入るルートはあるが、 《ヒラメキ》の採用によってアクセス手段は増えたためそちらで代用が効く。

《ヒラメキ》は、単体性能は低く《アマテラス》から唱える事を前提としたカードであるが、それに見合うリターンも大きい。後述するようにマナに《サイクリカ》がない状態からでも強引にループに入れたり3ターン目にループに入れたりできるカード。《アマテラス》からの運用が主なのでなるべく素引きしたくないがデッキに1枚は残って欲しいということで2枚採用。

《ステップル》に《ヒラメキ》を当てることでマナ落ちした呪文をマナを経由して墓地に落とす事をできるテクニックはフィニッシュとして《ガロホ》などの呪文を採用した場合は頭の片隅に入れておきたい。


1 x 原始 サンナップ

or

1 x ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー
1 x マーシャル・クロウラー

無限ループを成立させるためのカード。

《サンナップ》や《ハリクロ/ブレチャ》は、それぞれ緑マナ3枚、手札3枚以上と条件は異なるものの、《サイクリカ》を絡めながら《大地》を唱えることで実質2マナで唱えられて、1マナずつ起き上がっていき最終的に全てのマナが起き上がる。

《サンナップ》は、《ストーン》でしか持ってこれないが《大地》を唱えられる緑マナを作れるのと効果で3マナ起こせるので《大地》の種になりやく3マナと軽いので《オニカマス》のバウンスに強い

《ハリクロ/ブレチャ》の場合、5と《サンナップ》より重いが効果でマナに切った《大地》や《ヒラメキ》などを回収しつつアンタップマナを作るため種としての運用が《サンナップ》よりもしやすい。
呪文面の《ブレチャ》も2→4→6や《アマテラス》から唱えることでマナにサーチができてマナを起こすため手札の枚数も増やしてくれると《サンナップ》以上の噛み合いがあるが、緑マナにならないのが《サンナップ》に劣る点で、フルタップからループに入ろうとする場合は注意したい。また5マナなので《オニカマス》のバウンスに対しては《サンナップ》に比べて要求値が上がる。

《サンナップ》や《ハリクロ/ブレチャ》は、《エクス》とは違い、《トリッパー》や《勝利リュウセイ》で無限ループができなくなる、マナをアンタップさせるためにそれぞれマナ武装緑3や手札3枚以上といった欠点がある。

しかし、マナに余裕があるならそれらは《大地》や《吸い込む》で除去してから無限ループに入ればよく、
《サンナップ》の場合、マナ武装の緑3も後述するように緑1からでもサーチを駆使すれば無限ループに入れる。
《ハリクロ》の場合、手札3枚以上も《アマテラス》から入る場合デッキの《大地》を手札としてカウントすることができるのであまり問題はない。

《マークロ》は、従来のパーツの盾落ちを回避する《パトロール》の枠。
盾落ち回避以外にも、後述するように、メタカードをくぐり抜けてループに入ることができ、《パトロール》と比べて能動的に使うことができる。

処理が途切れないため、前述した《トリッパー》や《勝利リュウセイ》によるタップイン効果を無視することができるほか、相手の場に《ヒビキ》 《ドテラバラ》《タスリク》などのメタカードが居ようとも関係なくループを続けられる。

ルートによっては《サンナップ》や《ハリクロ》より公開領域に見えてるパーツが少なくループに入ることができるため1枚は採用しておきたい

どちらも1:1なのは《ヒラメキ》と《宝箱》《ストーン》によって容易にアクセスできるのと単体性能が《エクス》や《パトロール》に比べて高くなったが積極的に使っていくカードではないため各種1枚の合わせて2枚採用。

墓地や盾落ちが怖いが、前者はプレイである程度回避できるのと、後者は2枚のカードが2枚とも盾落ちする確率は1.2%なので割り切った


参考 長岡大地サイクリカ/vault


2 x 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」
1 x 次元流の豪力

or

1 x 超次元ガロウズ・ホール

フィニッシュ枠

ミランダ》や《ガロホ》は、次元の採用によってデッキの厚みが増すが、所詮どちらもピンのカードであり《ナンバー》のように《アマテラス》から唱えることはできないので積極的に運用することは皆無。 《ミランダ》は受け札や妨害札の追加、《ガロホ》は《ホーネット》の追加といった感じになる

《ディール/ナンバー》は、《シャッフ》と違い継続してロックを行うことができないが、呪文だけでなくクリーチャーの召喚までロックできるので通常環境よりのデッキには《シャッフ》よりこちらの方が刺さりやすい。

クリーチャー面の《ディール》は、サンプルレシピで唯一の《ドキンダム》や《オニカマス》に触れるカード。特に《ミランダ》を用いたフィニッシュの場合、オニカマスが処理できないと打点が形成できないため呪文面でトリガークリーチャーケアできる点も含めて採用しやすい。

ミランダ》+《ナンバー》だと《ボルドギ》による禁断解放をケアできないと思われがちだが、

①《大地》で相手のクリーチャーを出し入れから封印を外して無理やり禁断解放させ《ディール》で処理

②デッキを《サイクリカ》2枚だけにして毎ターン《ナンバー》を相手が動けなくなるまで唱えた後で、《ヒラメキ》をサイクリカに当ててターンを返すと、トップ固定で山札が0にならなくなる疑似ジョバンニルート

の2通りの抜け道がある。

《ナンバー》2 《ミランダ》1なのは、《マークロ》と《ミランダ》が合わせて盾落ちしても《ナンバー》が盾落ちしていなければ相手の行動を縛ることで細かい打点と合わせてターンを返してもフィニッシュできるため。
とはいえ《シャッフ》を採用しているので《ナンバー》と《マークロ》が盾落ちしても《シャッフ》+《ミランダ》でストップ系のクリーチャートリガーを積んでる相手以外は呪文トリガーを止めつつ過剰打点を作ることができるので、1枚墓地回収や対アグロの《オチャ》に差し替えても良い。

《ガロホ》は1枚で完結するフィニッシュなのと《ハリクロ》によって《ステップル》+《ヒラメキ》以外にもマナから回収できる手段が増えたので1枚。前述したように《マークロ》+何かが盾落ちする確率は1.2%なので緑マナを確保するために最低限の枚数とした

大地サイクリカの構築について フィニッシュ枠

フィニッシュ枠についての考察は、シーネさんが記事を挙げているのでそちらの記事も併せて読んてもらいたい。


4.ループ解説
ループを覚えるコツは、《大地》を唱えて引っ込めるクリーチャーとその《大地》を唱えてマナに戻る《サイクリカ》で2マナ作れるので、残り1マナを如何に作るか、どのカードなら作れるかを考えること。

下記のループは、どれらもフルタップ前提なので、緑マナを1マナ浮かせた状態で《大地》→ 《アマテラス》or《サイクリカ》と動くとすんなりループに入れることは多い。

文面だけだと頭に入りづらいと思う方は、下記の動画を見てどう動くかを参考にするとよい。

第743回 カンテラ勢によるデュエルマスターズ 大地サイクリカVSキューブブラスター 【殿堂ゼロ】

第746回 カンテラ勢によるデュエルマスターズ 大地サイクリカVS赤白轟轟轟ブランド 【殿堂ゼロ】

第10回長岡CS 殿堂ゼロデュエル 決勝戦

[殿堂ゼロデュエル 番外編] 史上最悪のループデッキ ~大地サイクリカ~ VS ボルバルバスター 歴代最強デッキトーナメント 対戦動画[デュエルマスターズ]

1 基本ループ

1.1 ステップル無限ブースト

マナに1枚含みながら盤面とマナ合わせて《ステップル》×2、マナに《サイクリカ》×1、手札に《アマテラス》×1 or《大地》×1+《大地》の種x1

《アマテラス》→《大地》or《大地》+《大地》の種→《サイクリカ》→《大地》《ステップルA》(マナをフルタップした場合ここの《ステップル》で緑マナを落とす必要がある)→《大地》→《サイクリカ》→《ステップルB》(《ステップルA》、《サイクリカ》、《ステップルB》で増えた1マナ)で初期盤面

これで緑マナを含む3マナ残しながら無限にブーストできるようになる。

《サンナップ》or《ハリクロ》や《マークロ》が見えたら次に紹介する《マナアンタップループ》や《マークロCIPループ》のルートに移行したい。


1.2 マナアンタップループ

《サンナップ》の場合
6マナ以上(マナに《サンナップ》を除く緑が3枚以上必要)、手札に《アマテラス》×1 or《大地》×1+《大地》の種x1 、マナに《サンナップ》x1、《サイクリカ》x1

《アマテラス》→《大地》or《大地》+《母なる大地》の種→《サイクリカ》→《大地》→《サンナップ》を出してマナを起こす。

《サイクリカ》がマナに戻って案タップするため実質2マナで3マナが起き上がりながら《大地》が手札に戻って来るので繰り返していると1マナずつ起き上がり最終的に全てのマナが起き上がる。


《ハリクロ》の場合
6マナ以上、手札(手札かマナに《大地》が1枚だと4枚以上、《大地》が2枚以上だと3枚以上必要)に《アマテラス》×1 or《大地》×1以上+《大地》の種x1 、マナに《ハリクロ》x1、《サイクリカ》x1

①《アマテラス》→《大地》or《大地》+《母なる大地》の種→《サイクリカ》→《大地》→《ハリクロ》で《大地》を含む3枚以上のカードを置きながら、タップイン又はアンタップされている《大地》を含む3枚以上を回収する。

②《ハリクロ》で置かれた《大地》を含む3マナで《大地》を唱えて《サイクリカ》→《大地》→《ハリクロ》で先ほどタップした《大地》を含む3枚以上のカードを回収する。

これを繰り返すことで《サンナップ》の時と同じように1マナずつ起き上がり最終的に全てのマナが起き上がる。

最初の段階でマナにタップされている《大地》がなくても《サイクリカ》がマナに戻る事で1マナ浮くので3マナは確実に起き上がり問題はない。


1.3 マークロCIPループ

7マナ以上の時、手札に《アマテラス》x1、マナに《サイクリカ》x1、《マークロ》x1

《アマテラス》→《大地》x2以上(墓地や手札を含めて2枚以上公開領域に見えたらよい)→《サイクリカ》→《大地》x2以上→《マークロ》→《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《マークロ》で初期盤面に戻ってループ

《大地》の枚数-1だけ好きなクリーチャーのCIPを使うことができるので、《アマテラス》からの《宝箱》や《ストーン》、《吸い込むウ》+《アシダケ系》or《Let it Bee!》を用いてループが途切れることなくパーツを揃える事ができる。



2 応用ループ


2.1 3ターンループ

4マナ時、手札に《ステップルA》x1、《大地》x1、マナに《アマテラス》x1、《ステップルB》x1、デッキに《ヒラメキ》x1、《サイクリカ》x1

《ステップルA》+《大地》→《アマテラス》→《ヒラメキ》→《サイクリカ》→《大地》→《ステップルB》で緑を含むマナ3(《ステップルA》、《サイクリカ》、《ステップルB》を出した時に増えたマナ1)になって4.1.1 ステップル無限ブースト に入れる。


《ステップルB》の部分は、2枚目の《アマテラス》でも代用できる。

①《アマテラス》→《大地》→《宝箱》or《ストーン》で《サイクリカ》を置いて緑を含む3マナ(《ステップル》、《サイクリカA》、《サイクリカB》)を作る。

②《大地》→《サイクリカ》→《大地》×2 →《ヒラメキ》→《マークロ》で《大地》×2 を埋める。

③《大地》×2→マナを伸ばせる効果を持つカード(マナにある《ステップル》や《サイクリカ》で墓地にある《ライフ》を唱えるなど)+《サイクリカ》を出しながら、マナを伸ばすカード→《サイクリカ》の順に処理して《サイクリカ》→《大地》×2 →《マークロ》→《大地》×2 になって無限ループ。


マナに《マークロ》がある場合、②の《サイクリカ》→《大地》×2の後《ヒラメキ》ではなくて《サイクリカ》→《ストーン》で緑マナを含む3マナ(《サイクリカ》、《アマテラス》、《ストーン》で作った緑マナ)を作りそこから《母なる大地》で無限ループに入れば良い。


2.2 6マナフルタップアマテラス

サンナップルート
前提条件が、6マナフルタップ且つ緑が1マナしかない状態を想定しているので、実戦だと手順を簡略化できる場合が多く、6マナある時に、手札に《アマテラス》x1、マナに《サイクリカ》x 1、《アシダケ系》or2枚目の《サイクリカ》or《アマテラス》があればサーチを駆使してループに入れると覚えておけば立ち回りやすい。


6マナ時、手札に《アマテラス》x1、マナに《サイクリカ》x1、《アシダケ系》 x1、デッキに《大地》x 2、《ストーン》x1

*括弧は残りマナ

①《アマテラス》→《大地》x 2→《サイクリカ》→《大地》x 2→《アシダケ系》で《大地》を置き3マナを作る(《アマテラス》、《サイクリカ》、《大地》)

②《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《アマテラス》→《ストーン》で《サイクリカ》を置く(《アシダケ系》、《サイクリカ》、《サイクリカ》)

③《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《サイクリカ》→《ストーン》で《サンナップ》を置く(《アマテラス》、《サイクリカ》、《サンナップ》)

④《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《アシダケ系》で《ストーン》を置いて緑を含む3マナ(《サイクリカ》、《サイクリカ》、《ストーン》)

マナに《サンナップ》を含む緑4枚(《アシダケ系》、《大地》、《サンナップ》、《ストーン》)でマナ武装達成

②の部分の《ストーン》で《サイクリカ》の代わりに《マークロ》を置くことでループをショートカットすることができる。

またマナの《アシダケ系》の部分は、2枚目の《アマテラス》や《サイクリカ》があるなら他の緑でも代用できる。


アマテラスが2枚の場合
①《アマテラスA》→《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《アマテラスB》→《ストーン》で《アシダケ系》を置く(《アマテラスA》《サイクリカ》《アシダケ系》)

②《大地》→《アマテラスA》→《大地》→《サイクリカ》→《大地》x 2→《アシダケ系》で《大地》を置く(《アマテラスA》《アマテラスB》《サイクリカ》《大地》)

③(《サイクリカ》を含む3マナをタップしながら)《大地》→《サイクリカ》→《ストーン》で《サンナップ》を置く(《サンナップ》《サイクリカ》《アマテラス》)

マナに緑を含む3マナを作りながらマナに緑4枚(緑、《アシダケ系》、《大地》、《サンナップ》)でマナ武装達成


サイクリカが2枚の場合
①《アマテラス》→《大地》x2 →《サイクリカA》→《大地》→《サイクリカB》→《大地》→《アマテラス》→《ストーン》で《アシダケ系》を置く。(《サイクリカA》、《サイクリカB》、《アシダケ系》)

②《大地》→《サイクリカA》→《大地》→《サイクリカB》→《ストーン》で《サンナップ》を置く。(《アシダケ系》、《サイクリカA》、《サンナップ》)

③《大地》→《サイクリカA》→《大地》→《アシダケ系》で《ストーン》をマナに置く(《サイクリカA》、《サイクリカB》、《ストーン》)

マナに緑を含む3マナを作りながらマナに緑4枚(緑、《アシダケ系》、《サンナップ》、《ストーン》)でマナ武装達成

ハリクロルート
《ハリクロ》の場合、緑マナが3マナの代わりに《大地》を含む手札が3枚以上を要求されるが、《アマテラス》から入ると、呪文面の《ブレチャ》を唱えることでマナに引っ張れたり山札の《大地》を手札にカウントできたりと、手札の条件は満たしやすい。

前述したようにマナを起こすカードとして《ハリクロ》を採用すると《ストーン》が《宝箱》の劣化に見えがちだが、《サンナップ》とは違い《ハリクロ》が緑マナにならないため、フルタップから入るルートだと《ストーン》の緑マナを確定で置きながら盤面に緑のクリーチャーを置ける《アシダケ系》をサーチできる部分が重宝する。

下記のルートは《ストーン》じゃないとできないルート


6マナ時、手札に《アマテラス》x1のみ、マナに《サイクリカ》x 1、デッキに《大地》x 2、《ストーン》x1、《ハリクロ/ブレチャ》x 1、《アシダケ系》× 1

*括弧は残りマナ

①《アマテラス》→《大地》x 2→《サイクリカ》→《大地》x 2→《アマテラス》→《ストーン》で《アシダケ系》を置き緑を含む3マナを作る(《アマテラス》、《サイクリカ》、《アシダケ系》)

②《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《アシダケ系》で《大地》を置き緑を含む3マナを作る(《アシダケ系》、《サイクリカ》、《サイクリカ》)

③《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《アマテラス》→《ブレチャ》を唱える(《アシダケ系》、《サイクリカ》、《ハリクロ/ブレチャ》)

④《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《ハリクロ》で《大地》と《ブレチャ》で引いた《何か》を置いて緑を含む4マナ(《アマテラス》、《サイクリカ》、《大地》、何か)を作りつつ、②で置いた《大地》を含む2枚を回収する。

⑤《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《ストーン》で緑のカードを置く(使わなかった1マナ、《ハリクロ》、《ストーン》で置いた緑のカード)

マナに緑を含む3マナを作りながら手札3枚(《大地》、《ストーン》、④で回収した《大地》以外のカード)でハリクロループの条件達成。

《ストーン》がなくて初期マナに《アシダケ系》がある場合、①をすっ飛ばして《大地》を3枚以上唱えたり、墓地にマナを伸ばすカードがあれば⑤の際にストーンの代わりに唱えて《大地》の必要枚数を2枚に抑えたりできる。


マークロルート
基本的にハリクロルートやサンナップルートは《マークロ》が盾落ちした際に機能するルートで、《マークロ》の場合、サンナップルートで少し触れているが、処理が途切れるものであれば《アシダケ系》を経由しながら《宝箱》or《ストーン》でサーチしたりと容易なものが多く手順を覚えてなくても何とかなるのが多い。

ここで紹介するのは、処理が途切れないマークロルートで公開領域が、手札に《アマテラス》x1、マナに《サイクリカ》or《アマテラス》x 1からでもループに入れるルート。


6マナ時、手札に《アマテラス》x1、マナに《アマテラス》x1 、デッキに《ヒラメキ》x1、《大地》x 3、《宝箱》or《ストーン》x1、《サイクリカ》x1、《マークロ》x1

①《アマテラス》→《大地》x 2→《ヒラメキ》→《サイクリカ》→《大地》x 2→《ヒラメキ》→《マークロ》→《大地》x 2 →《アマテラス》x 2

②1回目の《アマテラス》→《宝箱》or《ストーン》で《サイクリカ》を置く

③2回目の《アマテラス》→《大地》→《サイクリカ》→《大地》x 3 →《マークロ》で無限ループ。

《母なる大地》の2、3枚目は手札や《マーシャル・クロウラー》の盾回収からの《母なる大地》で代用することができる。


マナにあるのが2枚目の《アマテラス》じゃなくて《サイクリカ》だった場合、上の①を《アマテラス》じゃなくて《サイクリカ》に置き換えての続きから

②1回目の《大地》でマナを伸ばせる効果を持つカード(マナにある《ステップル》や《サイクリカ》で墓地にある《ライフ》を唱えるなど)

③2回目の大地で《サイクリカ》→《大地》×2 →《マークロ》→《大地》×2 で無限ループ。

と、こちらの場合デッキにある《大地》の枚数が2枚で足りることが多い。


6.ヴォルグループ
サンナップ・ハリクロの場合
マナ10以上(《サイクリカ》x1《アシダケ系》x1含む)、手札《大地》x 2、《ガロホ》x1、盤面《サンナップ》or《ハリクロ》x1、

①《サンナップ》or《ハリクロ》→《ガロホ》で《サンナップ》or《ハリクロ》を戻しながら《ヴォルグ》

②《ヴォルグ》を対象に《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《アシダケ系》で《サンナップ》or《ハリクロ》を置く

③《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《サンナップ》or《ハリクロ》でマナを全部起こす

④《大地》→《サイクリカ》→《大地》→《サイクリカ》→《ガロホ》で《サイクリカ》を戻しながら《ヴォルグ》

⑤《大地》→《アシダケ系》で《サイクリカ》を置く→2枚目の《大地》→《サイクリカ》→《大地》x 2→《サンナップ》or《ハリクロ》でマナを全部起こしながら初期盤面


マークロの場合
マナにCIPでデッキを減らさない《クリーチャー》×9(《マークロ》x 1《サイクリカ》x 1 《アシダケ系》x1を含む)、盤面にCIPでデッキを減らさない《クリーチャー》x 1、手札《大地》x 1、《ガロホ》x1

*《クリーチャー》の部分は《サンナップ》or《ハリクロ》で代用できる。

①《ガロホ》で《クリーチャー》を戻しながら《ヴォルグ》

②《大地》→《サイクリカ》→《大地》x 2→《マークロ》で《サイクリカ》x 2《アシダケ系》× 2のCIPをストックして、盤面に《アシダケ系》を出しつつ、墓地に1枚大地を置く

③《アシダケ系》のストックを1回使って《クリーチャー》を置く、《サイクリカ》のストックを1回使って《ガロホ》で《アシダケ系》を戻しながら《ヴォルグ》、《アシダケ系》のストックの2個目を使って手札に戻った《アシダケ系》を置く、《サイクリカ》のストックの2個目を使って《ヴォルグ》を対象に《大地》→《サイクリカ》→《大地》x 2→《マークロ》で山を減らさない《クリーチャー》を出し入れする事で9マナ起こして《大地》を戻しながら初期盤面にいた《クリーチャー》を出して初期盤面になる。


6.対面解説
殿堂ゼロは、デュエ祭りで2016年1月頃に開催された殿堂ゼロデュエルを最後に公式のイベントがないルールなので、「環境考察」や「メタゲーム」は雲を掴むような話になりがちである。

とは言え手がかりが全くないわけでなく、各地で行われるCSのサブトや店舗の非公認などから概ね次の3つのような傾向にあるのが推測できる。

①「殿堂ゼロのデッキと言えば?」と言われて即挙げられるような広く認知されているデッキ(例 キクチパトロール、ダーツデリートなど)

②殿堂カードを増やす又は無改造のままの現環境(2019/01時点)のデッキ(例 轟轟轟ブランド、ドギラゴン剣など。コントロールよりは3~4ターンで勝てるギミックを保有しているアグロ系のデッキ)

③プレミアム殿堂を食らって完全に使えなくなった往年の環境デッキ(例 ベイBジャック系列、ジョバンニなど)

例に挙げられているデッキがそれらの中でも強力な部類に入るので、それらとミラーを合わせてここでは解説していきたい。


vs キクチパトロール

《オーリリア》が出てから先手後手でも負け越す苦手なデッキ筆頭であったが、《吸い込む》4《ホーネット》4を取ると大地サイクリカ側がだいぶ有利になった。

メタカード(《キクチカレイコ》、《オーリリア》、《シャッフ》)を《吸い込む》や《ホーネット》で払いながら盤面と手札を整え《大地》からループに入るのが理想

大地サイクリカ側が意識するのは2点
①先手で2コスブーストする場合は《ライフ》だけ
②《キクチカレイコ》には《ホーネット》より《吸い込む》を優先

①は《ヘブフォ》が絡まない限り《キクチカレイコ》が出るのは3ターン目なのでブースト無しでも《吸い込む》が間に合う。
《ステップル》スタートすると、パトロール側が《ドゥシーザ》を合わせるタイミングを作ってしまいアドバンテージを失う。
《アシダケ系》スタートの場合、先手の分手札が1枚少ないのでカツカツになりパトロール側のメタカードに対処できなくなる

②は《キクチカレイコ》に《ホーネット》を使うと、後ろの《オーリリア》や《シャッフ》が対処できなくなる。
《オーリリア》や《シャッフ》が一度動き始めると《ホーネット》を当ててもジリ貧になりズルズル負けたり即死したりするため。特に《オーリリア》は横と合わせて殴り始めると、誘導によって《ホーネット》の攻撃が避けられてしまう

勿論①も②も裏目がある。

①の場合2ターン《ヘブフォ》→《キクチカレイコ》→3ターン目《キクチカレイコ》と動かれた場合、《吸い込む》や《ホーネット》を《キクチカレイコ》に当てても残り1体が除去できないため《パトロール》が降ってくると死ぬ。そのターン中に振ってこなくても何ターンか《キクチカレイコ》が場に残り続ける可能性が高いためどこかで《パトロール》を引かれると死ぬ。

②の場合相手に4マナあり場にクリーチャーがいる時。《キクチカレイコ》を返しても3マナ《キクチカレイコ》+2マナ《ヘブフォ》→《パトロール》のルートで死ぬ。
ただこのルートは相手の動き(《アクアン》が絡む、手札の枚数)から推測できるため、自分の手札に余裕(《大地》があり耐えたら次ターンループに入れる、《ホーネット》が複数枚あるなど)があれば《ホーネット》から入っても問題ではない

vs ダーツデリート

ダーツデリート側がどれだけ早いターンに《ダーツ》を引けるかどうかの勝負となる。

ダーツ側の動きとして、《デリート》、《ギガタック》+ホール、ホール展開の3つが考えれるが、大地サイクリカは前者2つに対して弱いが、ホール展開に対しては吸い込む》や《大地》等の軽量除去と《シャッフ》の40宣言が間に合いやすい。

ただホール展開でも後手1ターン目の場合にホールから《DDZ》は間に合わないのと、ホールの中でもこちらの手札を把握しながら除去呪文を引っこ抜ける《バイスホール》が捲れた時は除去できない時がある。

《ギガタック》も早い段階で捲れたら《デリート》と同じく駄目だが、こちらが4~5マナある時に捲れるとあちらも迂闊にターンを返せないので、追撃のホールを絡めて殴るしかなくそこにトリガーを合わせると逆転できる時もある。

最近では《QQQX》が入ってる構築も見受けられるので余裕があれば《ホーネット》を抱えておきたい。


vs 轟轟轟ブランド(赤単轟轟轟ブランド
白赤轟轟轟ブランド

純粋なスピードの赤単と呪文メタを積んだ白赤の2つが考えられるが、どちらかというと苦手なのは赤単の方。

白赤は高速打点+《オーリリア》の存在から圧倒的に有利がつくように思いがちだが、オーリリアは《ヘブフォ》から出さないと《ホーネット》によって対処されやすく、後手であると2ターン目に《ヘブフォ》→《オーリリア》と繫げても《ホーネット》で対処される。

白赤は噛み合いのデッキなのでぶん回った時は大地サイクリカ側が対処するのは不可能だが、轟轟轟ブランドルート、オーリリアルートの片方だけなら除去トリガーや《ホーネット》で充分対処可能

赤単は、白赤に比べて事故率が低く再現性が高いため。1コスで少し盾を削った後の罰怒ブランドルートや《ニクジル》を絡めた轟轟轟ブランドルートの2つのフィニッシュパターンに加えて《スコール》の1マナ削る行為がトリガーで耐えてもループに入れず打点を捌けなくて死亡といった疑似《オーリリア》になることが多い。

両方の型に共通する話しだが、1コスで削りを入れられる際には《吸い込む》のような除去トリガーよりは《ライフ》のようなブーストリガーを踏ませた方が良く、ジャスキル+1で総攻撃する際に除去トリガーを2枚踏ませないといけないなど、タイミングやルートによって踏ませたいトリガーが違うこともあり、受け札の枚数を増やすのが難しくどうしてもトリガーの噛み合いを祈るゲームになる。

白赤は先手であればやや有利、後手であれば微不利
赤単が先手であれば五分、後手であれば不利
と曖昧なニュアンスになるがそんな感じ。


vs ドギラゴン剣(赤青ドギラゴン剣ガチャドギラゴン剣など)
非緑入り(赤青ベース、赤黒カウンターのドギラゴン剣など)と緑入り(霊峰ベース、ボルバル入り、ドギラゴンガチャ入りのドギラゴン剣など)の2パターンが考えられる。

前者は通常環境でよく見る赤青(白)バスターの《ワルスラ》を4枚に増やしたり《ゼノシャーク》のままで《ラフルル》や《ウララー》の枚数を増やしたりなどが思いつくだろうか。大地サイクリカ側としたら《ワルスラ》4の方が盾から増えた手札で返しに3ターンループができたりするのでやりやすい。

後者の緑入りのバスターは、《ギフト》 →《チュリス》から2ターン目に走ることができるのが非緑系のバスターにはない強み。これらのサイドカラーとして黒が積まれやすい事からハンデス、《解体》や《スケルトバイス》が入りやすいのも特徴だろうか。

両方に共通することとしてバスターから《ウララー》が飛んでくる関係上、なるべく青いカードを優先してマナに切っていきたい。トリガーを踏ませて耐えても相手の場に《勝利リュウセイ》が立っているとループに入れないことも多い。

また、非緑でも緑でも入りやすい《GWD》 や緑だと《ドギラゴンガチャ》の存在から《ステップル》は破壊されやすいので、初動のブーストは他のカードを優先して《大地》と合わせてループに入れそうな時までなるべく温存しておきたい


vs ベイBジャック系(白緑メタリカ猿ループ

クリーチャーを展開するなど下準備(猿ループの《マリニャン》の場合が特に顕著)が必要なのと展開手段を《ベイBジャック》に依存してる点から基本的に大地サイクリカ側がこれらのデッキに対しては有利

1〜2ターン目に《ベイBジャック》を引けたら大地サイクリカを超える爆発力があるが、逆に引けない場合、展開そのものが間に合ってないのが多く、大地サイクリカは《アマテラス》4《大地》4の合わせて8枚積めるのに対して《ベイBジャック》は4枚しか積めないことから来るフィニッシュの速度や再現性の高さもそれに拍車をかける。

猿ループ相手は、スピード勝負と再現性の高さをぶつければ問題ない相手であるが、サンプルレシピにあるように殆どの場合ターンを返す必要がある《マリニャン》を切って《ナッツ》展開1本にした場合、再現性は低いが速度負けする可能性があるので《ナンバー》や《ホーネット》など妨害するカードは握っておき余裕があればキャストしたい。

白緑メタリカは、白の豊富なメタカードを積めるので(《玄渦》《オーリリア》《ミクセル》《タスリク》など)相手のメタカードが間に合わない先行3ターン目のループ以外は、無理してブーストから6マナ《アマテラス》から入ろうとせず《ホーネット》や《シャッフ》をうまく抱えながらメタカードをこまめに潰していって仕事を終えたメタカードを《大地》の種として使うことでループに入るのを理想としたい。


vs ジョバンニ

大地サイクリカvsジョバンニ

前に対面解説をしたが、ジョバンニ側の明確な強化がなかった一方で、大地サイクリカ側は、《ホーネット》の追加、ヒラメキルートの開拓により《マークロ》へのアクセス向上など、ジョバンニ側の最速を除けば、混戦になっても押し切るパターンが多くなった。その過程の中で《シャッフ》の枚数も減ったが、想定していたビートプランで最後まで押し切らなくても1宣言から《スコール》を何度か止めれば《ムシャホ》で処理されることがあっても《アマテラス》1枚から切り返してマークロループに入って問題ないことが多い。

フィニッシュが《ミランダ》であれば《シャッフ》と合わせて処理が途切れないで呪文制限と即打点生成ができて《ヒビキ》を無視することができるが、《ガロホ》はサンプルレシピでは《ヒビキ》を無視してフィニッシュすることはできない。

サンプルレシピの対策として、早い段階で《ヒビキ》を処理して《ヒビキ》の効果のストックを少なくして可能な限りマナを伸ばしパーツを整えて最後に手札に《オチャ》と《大地》を抱えるようにして処理を途切れさせれば、《ヒビキ》効果で《サイクリカ》や《マークロ》や《サンナップ》などがマナから落とされてもオチャから入ることでリカバーできてヴォルグループに問題なく入ることができる。

制限時間や《ドテラバラ》などを考慮に入れるなら、《ヒラーガ》や《ジェリフィ》、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》などの手札を捨てるクリーチャーや呪文トリガーを採用すると《サイクリカ》で手札に戻ってきた《ガロホ》を捨ててることできるので《マークロ》下で処理が途切れないでヴォルグループをすることができる。

下のログはブーストを引けてないのを除けば対ジョバンニの理想のログ

デュエルマスターズ 対戦結果5227076


vs ミラー

先手後手以上に《シャッフ》を何枚引けるかが鍵となる。

先手3ターンループであればメタカードが差し込まれるタイミングもないが、それ以降だと《シャッフ》や《ナンバー》の3宣言が飛び交うことになるので先行が有利そうに見えても後手の方がハンド1枚多い分《シャッフ》や《ホーネット》の混戦になった時に有利になる時もある。

《シャッフ》も立てれば安心というわけでなく《シャッフ》や《アマテラス》からの殴り返し以外にも《ホーネット》で1回起動しただけで処理されたりもするので、《シャッフ》で制圧するというよりは時間を稼ぐくらいの感覚で使っていきたい。

6.おわりに
大地サイクリカは、殿堂ゼロを考え始めた2016年10月から一貫して考えているデッキタイプであるが、最初に触ったリストから20枚以上変わったりと、いろいろな人のアイディアやアドバイスを盛り込んだデッキになった。主要な人だけになるがこの場を借りて感謝を述べたい。

SpecialThanks(敬称略)
長岡CS主催 じゃすみん
三条勢 シーネ ピッピ やどん
vaultプレイヤー ブライトン じゅにあ etc…